黒毛物語

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物語

わたくし、九世・泉清吉は忘れられた「黒毛」に2000年から再び光を当ててきました。

そして、泉清吉の中の「小次郎印」のブランドとして開発製作。

今ではすっかり使い手から「具合良いよ〜」と言っていただくまでになりました。

「現代日本人髪毛の切り毛」は昭和30年代までは「黒毛 クロゲ」と呼んでいました。

漆刷毛師・泉清吉では代々350年間、漆刷毛に最適な「赤毛」とハッキリと区別していました。

漆刷毛師・泉清吉では、江戸以来、切ってから数年経って脂分の抜けた髪毛−赤毛を使用します。

赤毛に比較して黒毛は脂分が残っており、漆刷毛としては腰が弱いからです。

しかし、数軒あった他の漆刷毛店が製作する刷毛は黒毛でも赤毛と称して販売される事が普通でした。

もちろん、泉清吉も黒毛使用の漆刷毛は製作していました。

確かに黒毛より赤毛と言う方が販売しやすいですものね。

ただし、並通しとか改め通し(アラタメトオシ)として、赤毛の表示はしていませんでした。

そんなわけで、昭和40年あたりから、黒毛の呼称も自然消滅していった歴史があるのです。

わたくし 九世・泉清吉は、昭和50年に東京、台東区で年配の塗師から

「今は黒毛の漆刷毛はないのかい〜」

と聞かれたのが最後でした。

 

ひろしげ 九世・泉清吉が復活させた黒毛

2000年から私九世・泉清吉が考案した独自の処理技法で脂分を抜き、漆刷毛製作に使えるよう工夫。

種々の難点を解決して、この忘れられた「黒毛」を復活させました。

価格上昇が続く中国産人毛よりもお求めやすい価格で使える漆刷毛ができたのです。

「がんばれ ジャパン 戻ろう 日本の髪へ  現代日本人髪毛使用」

当初数年間はこのキャンペ−ンを展開して、たくさんの使い手にご賛同頂きました。

但し、日本人髪毛の業者さんによる集荷システムはすでに崩壊。

黒毛を集めることを業者さんに頼ることは不可能。

しかし、集まります!これも運命かと思いますが

実はわたくしの母親の実家は床屋さん。母親も若い頃は東京・人形町で美容師

兄弟親戚全て、明治から数代続く美容院、床屋です

髪を扱うことならなんでも知っている頼りになる方々です。

そんな関係で2000年から、案外と楽にずっと集め続けられています。

 

戸からの伝統技法は違いま

とても具合良いですよ〜との皆様からの直接のご感想を多数頂戴しております。

2014年から人気はさらに加速、プロの現場で大活躍です。

「小次郎印」の漆刷毛  チョイ塗りくん チョビットくん 無印半通し 無印本通し

 中塗小次郎 上塗武蔵 

それぞれ、とても人気の漆刷毛なんです。

そんな評判、実績をネットで見てこの黒毛を真似て使い始めようとする動きが出ました

しかし、見るのとやるとは大違い

黒毛を使用して使える漆刷毛を製作することは難しい

ネットでは残念ながら公開できませんが、簡単には超えられないハ−ドルがあります

わたしが20年以上かけた様々な工夫があります

江戸以来の361年の蓄積された、長い伝統技法があるのです

 

→ここが大きく違うところ

黒毛 艶々の黒−復活の元祖

伝統と工夫満載の黒毛